こんにちは、「正しい転職」です。
私は印刷会社さんとも取引があるのですが見てて「大変だなぁ」と思うことがよくあります。

この業界(デザイン業界ね)にいると避けて通れないのが印刷業界なんですが、最近はネット通販があったり、入稿データの作成方法もネットに出てるから安いネット印刷に売上を取られたりと大変みたいです。

今日はそんな印刷業界についての話題です。

地場の印刷会社は売上が減って大変

皆さん新聞って購読してますか?
昔はどの家庭でも新聞をとってましたよね?
下手すると2紙、3紙とっているご家庭もあったと思います。

その新聞には何がついていたでしょうか?
そう「チラシ」です。

この構造が現在の印刷業界全体の構造不況の原因なんですね。

新聞のチラシとなると印刷部数も相当ありますから、それだけでも結構な売上になっていたんですね。

ネットが普及したから印刷物が減ったという単純な問題ではなく、大きな収入の柱が激減したのが原因です。

そうなるとどうしなくてはいけないか、今まで見向きもしなかったような名刺やパンフレットメニュー表などの小さい案件を拾っていかなくてはいけないので、営業さんの負担がどんどん増えていくことになります。

進行作業が大変

お客さんも「使ってやっているんだ」という意識が先行して土日進行や納期直前での修正指示を言ってくるなど、無茶を言うようになってきます。

悪循環ですね。

大手のお客さんの担当になったはいいが連日連夜の無茶振りに相当やられている営業さんや、納期に間に合わせるために毎日徹夜作業をやらされる制作担当など、とにかく案件を確保するために必死のようです。

営業合戦も熾烈なようですね。
大手が顧客だから安心、なんてことはなくて同業他社があの手この手で提案を仕掛けてくるものだから気が抜けない。

顧客からの疑問に対応するためだけの資料作成のために徹夜する、なんてこともざらにあるようです。

とにかく印刷の案件がないのだから必然的に奪い合いになるので単価も下がるし顧客の要求に応えなくてはいけないし大変です。

特に印刷は物理データですから掲載する「文字」や「画像」に間違いがあったら大変なのでそのチェック作業も大変です。

もし間違いがあったら大赤字&お詫びで大変なことになります。

昔ならそれでもペイ出来てたし社内の体制もしっかりしてたから大丈夫だったんでしょうけど、人も減り予算も減り、営業さんに負担がかかる割合も増えているのが現状です。

印刷会社の工場の仕事って?

印刷業は設備投資のかかる事業ですから当然ある程度の工場があって、そこで働くひともいます。

しかしその工場も大変です。

大きな印刷機
大きな印刷用のロール紙
大きな音
重い印刷物の束

となかなか過酷です。

ただ作業は慣れてしまえば同じことの繰り返しなのでこればっかりは慣れかなぁと思います。

納品物の配送なんかは軽いものなら担当営業が持っていきますし、大きくて重いものなら配送会社が持っていきます。

ただし工場の中でも重いものを持ち運びすることがありますし1日中大きな音とインクの匂いがする中で過ごさなくてはいけないので呼吸器官が弱い人には辛い環境でしょう。

大きくて重いものがある、ということはフォークリフトを使う機会が日常的なのでフォークリフトの資格を持っておくと重宝されます。

それと女性の方も多く働いています。
パートさんだけでなく、正社員でも働いています。

力仕事があるのは当然なのですが、印刷物のチェックだったり、機械の操作だったりと女性でもできる仕事はたくさんあります。

インクの匂いも慣れてしまえばそんなに不快なものでもないですし、最近の印刷工場の現場環境はISOを取得していたりと清潔です。

紙を扱うので切り傷は覚悟しなくてはいけませんが接客業のようなストレスもないのでオススメです。

ただ繁忙期はどうしても忙しくて帰宅する時間も遅くなります。

そこは覚悟しておきましょう。
あるいは面接の時に確認しておくといいでしょう。

なかなか潰れないのも印刷業界

ここまで「印刷不況だ、大変だー」と
煽ってきましたがそれでもなかなか潰れないのが印刷業界です。

ある一定の規模の会社になると昔からの大手の取引先を確保している強みから潰れないのですね、さすがです。

また業界自体がDTPの導入から始まってWEB制作業を始めたり、余力のあるうちに異業種の新規事業を始めたりと、印刷業以外での売上確保に務めた努力が実っているおかげでしょう。

とはいえ、今後ますます印刷の需要は落ちていくばかり。

新聞
出版物
チラシ
年賀状

と印刷業を支えていた商品は先細りになっています。

これからは
・個人出版
・町の商店

などの細かい案件を拾っていくことになり売上の維持は大変になっていくでしょう。

一部の大手は大きくなるけど、その他の中小はどんどん淘汰されていくでしょうね。

これから印刷業界への転職を考えている人はその会社が印刷以外にどんな事業を展開しているのか?収益の柱は何なのか?

といったことをきちんと確認されることをオススメします。

印刷業界は歴史ある産業です。
仕事の進め方や基礎を覚えれば将来きっと役に立ちます。

ただそれもどんな会社を選ぶかによります。
今日のことを踏まえて「正しい転職」を実現して下さい。

それではまた。